中洲水商売の業種(クラブ、キャバクラ、ラウンジ、スナック、ガールズバー)と特徴|中洲派遣ティアラ

一昔前と比べると水商売のイメージもガラッと変わり、水商売がお仕事としてメジャーな存在になって来ています。
しかし、具体的にはどんな仕事なのかよくわからない、という方がまだまだ多いと思います。

中洲水商売の業種(特徴)

最近の女子高生がやりたい仕事で「キャバ嬢」という意見が出てきているのも、元キャバ嬢や、現役キャバ嬢が女社長としてアパレルブランドを立ち上げて大成功していたり、雑誌のモデルとして活躍していて、「キャバ嬢」が可愛い!という憧れの存在になっているからです。

または、高級クラブのママさんが、ビジネス本を出版して大ヒットしていたりと、水商売をきっかけに成功して一攫千金している女性がたくさん出てきているからなんです。

でも、
憧れの水商売でいざ働いてみようと思った時にどんなお店があって、どう違うのかがわからない??自分が活躍できる業種はなんだろう??と考えると思います。

お店選びはとても重要です。
自分にあったお店を見つけることは、お給料アップにも繋がりますし、仕事を楽しいと感じられるかどうか?も変わってきます。
いろんな業種を比較して、自分に合ったお店を見つけましょう。

中洲水商売の業種(特徴)

会員制クラブ

会員制クラブ

中洲の中で、会員制を本当に名乗れるお店は数件しか存在しないと思います。

会員制とはその名の通り「一見さんお断り」で、選ばれたお客様しか飲むことを許されていない高級店の事です。

お客様が会員に入るためには、名刺審査やドレスコードがおこなわれます。そして、お店が決めた条件をクリアしたお客様のみが、お店に入ることが出来るというシステムです。

つまり、いくらお金を持っていてもイメージの悪い職業の方や、何をしているか分からない方は、入れないという事です。

ここまで徹底して入店制限をしている以上、働く女性もしっかり教育されています。

テーブルマナーや言葉使いは勿論。お手紙の書き方や服装まで教育します。

営業時間は他の業種と比べて早めで19時から0時までという時間帯ですが、会社訪問などのお昼に行う業務もあります。

水商売を極めるなら選んで間違いのない業種です。
お客様もしっかりした人ばかりなので、接待を通して認められ、お昼の一流企業にヘッドハンティングされるホステスも多く存在します。

クラブ

クラブ

お客様にゆっくりくつろいでもらえるように、ワンセット90分制のお店が多く、ママが存在します。

「接待ができるかどうか?」がクラブ営業の問われるところで、会社関係のお客様が多く来店されます。

そのため、状況に応じた接客や会社訪問、お手紙、お歳暮、お中元などの挨拶には厳しく教育するお店が多いのも特徴です。

クラブでは、ホステスに対する売上の付け方が最大の特徴で「担当制」というスタイルで売上を付けます。

担当制とは「1度担当と認められたお客様は、ホステスが退店しない限り永久に売り上げがつく」というものです。

つまり「担当」になれば、担当ホステスが休みの日にお客様が来店されて、一切テーブルにつかなくても「売上」は成績として計上されます。

この制度は、若い女の子から「意味が分からない」「お姉さんがいないときに私が同伴したのに、何で私に売上がつかないの?」と最もな意見も多いです。

しかし、この担当制にはもっと深い意味があり、担当を貰ったら「責任を持ってお客様を管理しないといけない」という意味があります。

お客様の管理とは、お連れのお客様に配席する女の子の管理であったり、毎回異なる、来店事情の把握であったりです。

担当の役割とは、お客様に対しての挨拶や、楽しいテーブルを用意するための、テーブルメイクをすることが役割です。

テーブルに付ける若い女の子の教育もそのうちの一つです。お客様を通じて女の子の教育をして、引き継いでいく。というのがクラブのスタイルです。

キャバクラ(ニュークラブ)

キャバクラ(ニュークラブ)

中洲ではキャバクラの事を「ニュークラブ」、ニュークラと呼びます。

ニュークラは20代の女の子がメインで働いており、お客様はプライベートで飲みに来るような方がほとんどです。

ママは存在しなくて、各個人が「指名」を取って、売り上げ管理をしています。

指名には2パターンあり、来店する時に、目当ての女の子がいる状態の「本指名」と、お店に入ってから気に入った女の子を指名する「場内指名」とがあります。

どちらも「指名バック」がつきますが、売上がつくのは本指名のみです。

クラブでは「お姉さんのお客様を、みんなでもてなす」という形なので、お客様との連絡交換も報告さえすれば問題ありませんが、ニュークラでは指名のあるお客様との連絡交換はタブーです。

60分ワンセットの料金体系ですが金額的にはクラブと変わらないぐらいの高い金額です。

ラウンジ

ラウンジ

中洲では、今でいうキャバクラ(ニュークラブ)の事を2000年ぐらいまでは「ラウンジ」と呼んでいました。

丸源36の1Fに「ムーランルージュ」というお店がオープンした時から、クラブと変わらないハイグレードなラウンジの事を「ニュークラブ」という呼ぶようになり、今に至っています。

当時の飲み屋本「福岡ナイツ」などをみてもキャバクラなどという言葉は無く、業種はラウンジとなっています。

現在では、低料金のキャバクラの事をラウンジと位置づける様になっており、金額が安い指名制のお店の事を指しています。

ラウンジの特徴はニュークラと同じ指名制ですが「ポイント制」にしている事です。
「ポイント制」とは、同伴〇ポイント、指名〇ポイント、延長〇ポイントというように成績をポイント換算し、ポイントのトータルによって時給が変動するシステムです。1か月を前期と後期に分けて半期ごとにポイントを計算するやり方が多いようです。

ミニクラブ

ミニクラブ

スナックよりも少し規模が大きいママがいるクラブの事を指します。

具体的には20坪ぐらいのお店が多く、スナックやクラブとの違いは、料金とホステスの人数です。

スナックのように少人数では無く、マンツーマンでホステスを付けますがクラブのようにVIPルームやカラオケがなく、落ち着いた雰囲気で接客をしている営業スタイルが特徴です。

高級クラブ出身の方がママとして経営されていることが多く、お客様層はクラブに引けを取らないマナーの良い上品なお客様が多いのも特徴です。

中洲でミニクラブといえるお店は、内容はほとんど高級クラブですが、店舗の広さからミニクラブという言い回しで料金を抑えて営業している優良店が多く、女の子にも、お客様にも、好条件なお店が多く存在しています。

スナック

スナック

スナックは水商売の中でも、みなさんが1番イメージしやすいと思います。

スナックの特徴はカウンター越しでの接客という所です。

お客様の隣に座るボックス席もありますが、スナックに来るお客様はカウンターを好む方が多いようです。

セット料金は時間無制限で5000円ぐらいが相場で、いつまでも飲めるスタイルが多く、常連さんが多いのもスナックの特徴です。

そのためアットホームなお客様との交流が取れて、気兼ねなく働ける雰囲気があります。

スナックを経営されているママさんも、元々はクラブのお姉さんだったりしますので、お客様層もお店によってカラーがわかれています。

スナックでの仕事は、立ち仕事になるので「足が疲れてしまう。」「カウンター内での洗い物が嫌だ」などのマイナスな意見もありますが「スナックじゃないと嫌だ」という女の子が本当に多いのもスナックの不思議な魅力でしょう。

中洲では多門ビル、バッカス館、川丈ビルなどに、スナック店舗が多く入っており、いつもお客様でにぎわっています。

ガールズバー

ガールズバー

ガールズバーは飲食店としての許可を取って営業しているため深夜まで行っています。

中洲のほとんどのガールズバーは20時から5時までの営業時間です。

料金単価も低いため若いお客様が多いのも特徴です。
飲食店としての営業のためボックス席がなく、カウンターによる立ち接客が絶対条件です。

カラオケのデュエットや手拍子も本当はNGとされています。理由はキャバクラなどの許可と違うため基本的にはバーテンダーとしての接客をしないといけないためです。

カラオケの手拍子などは「接待行為」という事で。風俗営業の許可が必要になっています。

ガールズバーは、中洲が初めてという女の子でも楽な気持ちでスタートできると思います。
お友達と一緒に働けたり私服で働けたりとメリットが多いです。
時給は1500円程度ですが働きやすさの面では良い経験だと思います。