キャバクラでのお仕事でお客様との会話はとても大事です。ホステスさんの中には会話を意識しすぎて面白い話をしなくてはいけない!と思っている方も多くいらっしゃいますがお客様が求めているのは、そんなことではありません。逆に面白く話をしようと、組み立てて用意された話ほどシラケるものもです。シラケる話の定番はディズニーランド、USJなどに行ってきたという話。これは男の影がチラつくから
という事にしかなりません。本当に母親。妹。友達と行っていたとしても全く信じてくれません。ゴルフ、野球、サッカー、ギャンブル、格闘技、映画も注意が必要です。これは基本的にお客様は誰といったんだ?という観点からしか、話しをしてくれないからです。
では、どのような話題なら盛り上がることができるのか?基本的には当り障りのない話題、罪のない話題です。つまり誰も傷つけずに、誰からも反感をかわないような無難な話題が盛り上がります。そんな話題で盛り上がるわけない!って思う方が多いと思いますが、実際本当に1番盛り上がれるのは無難な話です。
キャバクラでの会話も9割以上が無難な話です。だから、どんなにネタが豊富で、どんなに話術が巧でも、無難な話ができないと、この仕事は務まりません。
どんな食べ物が好き?で売り上げが変わる
例えば食べ物の話になった時にお客様から「どんな食べ物が好き?」と聞かれたらどのように答えますか?
と答えるべきです。なんでラーメン?かと言うと
という感じで盛り上がるからです。
でもここで
って一気にシラケてしまうのがオチです。お寿司、てんぷら、ふぐ、しゃぶしゃぶ、なども同じで好きな食べ物でこう答えて盛り上がることはそうそうありません。理由は簡単です。「美味しい食事には毒があるからです。」どんなにお金持ちの方でも、負担に感じたり気が重くなってしまいめんどくさくなるんです。それに比べてラーメンは全く気を重くする要素が一切ありません。
って笑いながら話せますし、相手を気負いさせなくていい選択だからです。このような会話をするとお客様は微笑んで喜びます。当然会話も弾みます。会話の中で無難というのはとても大事で、相手に気負いさせることなく盛り上がるためにも無難なラインを必ず持っておきましょう。中洲には美味しいラーメン屋さんをはじめ、もんじゃ焼き、お好み焼き、などのいわゆるB級グルメの美味しいお店がたくさんあります。たまの記念日に甘えてみたり、県外のお客様から指定があったときのために「高級料亭」から「お寿司」、なども知っておかなくてはいけません。しかし自分が中心で話すときは、ざっくばらんにラーメンって言われるとお客様は嬉しいんです。
スポーツ、ギャンブル、趣味の会話での盛り上げ方
スポーツの話題も同じです。例えば
私オリジナルのはやぶさを開発してましたw
でも社会に出て縄跳びって全く役に立たないんですよ。履歴書に、はやぶさスペシャルって書けないしw
それより、「お料理」や「裁縫」などがベストです。こんなの何も面白くないんですが当たり障りない毒のない内容がお客様を盛り上げます。「女の子は可愛く、少しおバカでいてほしい」というのがお客様の基本願望です。これは全ての会話の基本にある事を忘れないでください。
おっさんはバカな女が好きなの。
性格にいうとバカなフリしてくれる女ね。なんも知らない(ように見える)女。で、女のほうが性格悪いし演技力がある。
キャバ嬢の年収があがるしくみってここ。笑
— せつないオトナの会。 (@setsunaiotona) 2016年9月9日
「なんでも知ってる女」より
「知ってても知らないふりをできる女」が1番ウケがいいぞ。— 痛客晒し嬢 (@bLg1MyBimGPus6X)
無口なお客様の盛り上げ方
キャバクラに来るお客様は意外に無口な方が多く、そういう方にはこちらから話題を切り出さないといけないです。キャバクラ来て黙ってるってどーゆーこと?って思わないように。シャイな方もいらっしゃいますので。
そんな時に役に立つ方法が変わったところを見つける(変化を探す)です。髪形やメガネ、ネクタイ、服装の雰囲気、小物、アクセサリーなどで前回来店時から変わったところを見つけます。見つけたら
などと会話スタートです!この会話はものすごく喜ぶお客様が多いです。普段はクールに構えているお客様でもニコニコご機嫌になってくれます。どうしても変化が見つけれないときは「今日はいつもと雰囲気違うね!」と言ってあげると喜びます。この接客のやり方は、キャバクラ接客の基本です。まずは相手のことをよく見ましょう。そして相手の良いところを見つけてあげることが大切です。
お客様は
と思えば、自分で勝手に盛り上がってくれるものです。相手をよくみて相手の話をよく聞けば面白ネタなどに頼らなくても無難な会話でしっかり会話は続き盛り上がります。
キャバクラのお客様を覚える方法
キャバクラで働いていたらお客様の事を覚えてあげることが重要なサービスです。お客様の顔やお名前はもちろん、たばこの銘柄やボトルの銘柄、お酒の飲み方や部下の方の名前まで。ペットの名前や血液型、好きな車やスポーツなど、会話の中で得た情報まで入れると、1人のお客様の対して覚えないといけない内容は沢山あります。これをしっかりと覚えないとプロのキャバ嬢にはなれません。実際に記憶の情報量と売り上げは見事に比例します。一度の来店でしっかりと覚えて、次回の来店が半年後というケースは、ざらにあります。
その時に
そして顔のパーツや服のイメージをしっかり見て覚えよう覚えようとしながら会話をすることです。なんだそれと思われるかもしれませんが意識をしながら会話をするのとただ会話をするのでは全く違います。ぼやーっとなんとなくで覚えるのではなく絶対に覚えると思ってみてください。そんな気持ちで話すと自然と熱が入って相手の事が見えてきます。やはり大切なのは相手を思って相手を好きになって、いいところを探してあげることが1番です。お客様は「モテたくて、カッコつけたくて」来てますから。