水商売の最高峰と言われている高級クラブのママのお仕事内容について興味ないですか?
この記事ではみんなが憧れる職業「高級クラブのママ」のお仕事内容を紹介します。
クラブのママは誰でもなれるものでは無く、選ばれた一部の人だけがたどり着ける雅なポジションです。
ホステス時代の努力が認められてママになるのですが、ママになってもゆっくりする暇はありません。
むしろママになった方がホステスの時より忙しくなります。
年齢によって変化するママの働き方
クラブのママには20代から70代まで幅広い年齢層のママがいらっしゃいます。
キャバ嬢では考えられない事ですが、クラブのママには実質的に年齢制限がありません。
若い時しか働けないキャバ嬢とは違ってクラブのママという職業は何歳になっても最前線で活躍できます。
- 20代のクラブのママ ・・・誰よりも集客してお店の利益を上げて引っ張っていく働い方
- 30代のクラブのママ ・・・20代の女の子の教育をしながら自らもナンバー1の売上を上げている全盛期
- 40代のクラブのママ ・・・自分のお客様をチーママやお姉さんホステスに渡しつつお店全体に目を向ける働き方
- 50代のクラブのママ ・・・常連客以外はホステスに売上を渡して女の子や黒服を管理する働き方
- 60代のクラブのママ ・・・新しいママを育てて自分は完全に経営者としてのポジションで運営する働き方
このようにクラブのママという職業はキャバ嬢とは違い、何歳になっても稼ぎ続ける事が出来るお仕事です。
今回は40代以降のママの働き方を基準にしてママがしているお仕事内容を説明していこうと思います。
クラブのママが必ずしている5つのお仕事
クラブのママが行っている代表的なお仕事内容を5つ紹介します。
クラブのママがしているお仕事は沢山ありますので、お店の中で女の子達が見ている内容はママがしているお仕事の半分くらいです。
ナイトワーク経験が少ない女の子で将来ママになりたい方は参考にしてみてください。
女の子の教育・育成・管理
クラブのママのお仕事の中でも優先順位が高いのが「女の子の教育・育成・管理」です。
ママ自身がお客様を集客して売上を上げる事も大切ですが、若い女の子の教育に力を入れて育ててあげる事の方がメインのお仕事になります。
キャリアが長いベテランママほど女の子の教育マネージメントに力を入れており、お客様と過ごす時間より、女の子とのコミュニケーションに時間をかけています。
年を重ねるごとにお客様の数が減っていくことを考えれば、チームの力を強くすることで全体的な売上を上げる集客法にシフトしなくてはいけません。
- 女の子が売上を上げて稼げれるように指導してあげる
- 女の子が悩んでいたら相談に乗って助けてあげる
優秀なママは、お店の女の子にたっぷり時間をかけます。
ママ自身の過去の経験からクラブで成功する働き方を教えてあげて優秀なキャストを育てます。
有名店のママさんは女の子達から慕われていて尊敬されています。
黒服との会議
ママはお店全体の管理をしているので、営業時間前から黒服とお店に集まってミーティングをしています。
ママが黒服とのミーティングで話すことは、大きく次の様な事です。
- お店全体の利益
- お店のイベントの確認
- 女の子の求人~面接~採用までの確認
ママのお仕事は個人プレーでは無くチーム監督の様な役目なので、お店で起きる全ての事を把握して指示を出します。
もちろん男性スタッフ(黒服)の教育もママが行いますので黒服の仕事内容も知っていないとママは務まりません。
高級クラブに来店するリッチなお客様をおもてなしできるホテルマンの様な黒服を育成するのもママのお仕事です。
ここまでの2つのお仕事内容はママのお仕事の中でも特に大切な事です。
テーブルへの挨拶回り
クラブのママは来店されたすべてのお客様のテーブルに挨拶に入ります。
高級旅館ではおかみさんが挨拶に来たり、高級レストランだとシェフが挨拶に来るのと同じです。
格式高い高級クラブのママさんが着物姿で挨拶に来てくれるとお客様はステータスを感じる事が出来ます。
会話の弾み具合を様子見ながら挨拶に入り、長すぎず短すぎずのタイミングでテーブルを離れます。
雰囲気の悪いテーブルは盛り上げて、楽しいテーブルはそのままに、場の雰囲気に合わせながらお客様の様子や女の子の接客もチェックしています。
お客様が帰られるときはお店の外までお見送りをするのもママのお仕事です。
会社訪問・季節の挨拶
クラブのママは常連のお客様の会社にお菓子を持って挨拶にいきます。
会社訪問は、朝からお昼の時間帯で訪問するので夜中まで働いているママは睡眠時間が削られて大変なお仕事です。
高級クラブのママがお菓子を持って挨拶に来てくれるのは、お店で挨拶に来てくれるのとは比べ物にならないほどステータスを感じさせます。
また、クラブのママはお客様に季節のご挨拶も欠かしません。
お歳暮、お中元は贈り物をしていますし、年賀状、暑中お見舞いなどのお手紙も出しています。
会計、事務作業
クラブのママはお客様の接客以外に会計業務までしています。
雇われママは会計業務までしない方が多いですが、オーナーママは必ずしています。
オーナーママがしている会計業は沢山ありますので代表的な事だけ例に挙げてみます。
- 1日の売上伝票のチェック
- 経費の用途、金額などの確認
- 黒服のお給料の管理
- キャストの時給管理
- 酒屋、カラオケ、テナントなど業者への支払い
- お昼は銀行へ行って入金や送金
このようにクラブの売上や経費の管理~黒服やキャストの時給まで全てママが決めて管理しています。
クラブのママはホステスでもあり、経営者でもあるのでお酒を飲んで集客しているだけではありません。
むしろお店で働いている姿は、ママのお仕事の中でほんの一部分でしかありません。
クラブのママとお客様の関係は?
最後に「クラブのママ」という職業を理解するうえで、お客様とどのように繋がっているのか?を知る事が大切だと思うので説明します。
クラブのママとお客様との関係は、キャバ嬢とお客様の関係とは違って「経営者同士のお付き合い」になっている事が多いです。
キャバ嬢がお客様と同伴する時はお客様が支払うのは当たり前ですが、クラブのママの場合は違います。
お客様とゴルフに同行しても、ママのプレー代は自分で支払うオーナーママが多いようです。
同伴やアフターで、ママがお客様にお金を出すケースも珍しくないので、色恋の関係では無く経営者同士のお付き合いになっています。
クラブのママが高齢になっても沢山のお客様から指示をされているのは、このような人と人のお付き合いで成り立っているからです。
クラブのママはお客様にとってもキャストにとっても憧れの存在で、ステータスを感じさせる存在です。